【宿泊記】 AOYAMA GRAND HOTEL
こんにちは、たにやばです。
先日AOYAMA GRAND HOTEL(青山グランドホテル)に宿泊し、
とても素敵だったので共有したく思い、宿泊記にしてみました。
[外観・チェックイン]
青山のランドマークだった(らしい)ベルコモンズの跡地にあるこのホテル。
開業は今年の8月とまだ新しいですが、すでにホテル・レストラン共に多くの人々で賑わうスポットでした。
複合ビル"the ARGYLE aoyama"の中に入居する青山グランドホテル。
同ビル内にはポールスチュアートの新しい旗艦店や"川上庵(KAWAKAMI-AN TOKYO)"を始めとする雰囲気の良いレストランが複数入居しています。
1階からロビーのある4階までエレベータで上がると、
シンボル的なレストラン・バー"THE BELCOMO"が目の前に。
写真は閉店後に撮りましたが、営業時間内は昼も夜も沢山お客さんが入っていましたよ。
上の写真の左側に小さなレセプションデスクがあり、座ってチェックインします。
小さいレセプションですが、全42室の小さなホテルの為、あまり待たされることはないと思います。
このホテルは所謂"ヴィンテージマンション"をコンセプトにしているそうで館内の壁にはヴィンテージアイテムと思われる品々が飾られていたりします。
客室用エレベータ(22時までは外部ゲストも利用可能)で19階に。
客室階では最上階にアサインしていただきました。
エレベーターホールから客室エリアに入るにはセキュリティドアがありカードキーが必要です。
廊下にはアート作品やヴィンテージアイテム、そして吹き抜けの中庭が見えます。
[お部屋・アメニティなど]
宿泊するお部屋は1907、スーペリアクイーンのカテゴリーです。
入ってすぐの扉を開けると、ウェットエリアとクローゼットがすっきり収まった空間に。
その奥がリビング&ベッドルームでした。
大きいソファは沈み込むような座り心地。
リラックスチェアはしっかりした座り心地です。
ベッドの対面にテレビとミニバーコーナーがあります。
テレビは最近よくあるBGMが選べるタイプでした。
ミニバーコーナーを見てみましょう。
↑これらの飲み物や食べ物はなんと全てコンプリメンタリーです。
スイートルームはこれにシャンパンのボトルも付きます。
部屋でゆっくり過ごす為の素晴らしいサービスだと思います。
(口述しますがそれでも外で飲みたくなるほどここのバーは素敵です)
ベッドはクイーンなのでやや小さめ。
不安な方はキングのお部屋を予約するとよいでしょう。
ベッド脇のタブレットはアメニティの依頼や、サービス情報、館内外のおすすめ情報を見ることができます。(ルームサービスの項目もありますが現在はベバレッジ限定です)
周辺レストランの情報はこの地に疎い人間にも十分な情報量があると思います。
部屋からの景色は特筆するべきものはありませんでした。
とはいえ明治神宮球場や渋谷エリアの街並みを開放的な窓から眺めることができ、
部屋によっては東京タワービューのお部屋もあると思います。
(どのカテゴリーかは分かりませんが部屋の方角的には結構多いと思います。)
窓の反対側にはウェットエリアへの入り口が。
エントランスの部分と合わせて回遊型になっています。
洗面台のミラーのデザインは先進的ではないもの、一昔前に"流行った"ようなデザインを現代に絶妙にマッチさせた、素敵なものだと感じました。
"ヴィンテージモダン"あるいは"ミッドセンチュリーモダン"というべきか、
おしゃれだけど洗練されすぎない、居心地の良いデザイン・配色でした。
尚、バスタブの給湯口はすごい水量で簡単にオーバーフローしてしまうので慎重に。
シャンプー類はoltanaの製品。
初めて使用しましたが人を選ばない、さっぱりとした香りと使用感でした。
予め用意されているアメニティは環境にも配慮し、必要最低限。
とはいえ、タオル含め全て2人分以上の用意があったので不足は感じず、
また殆どにホテルロゴが入った思わず持ち帰りたくなるようなアイテムでした。
ドライヤーは数々のラグジュアリーホテルで導入されているバイオプログラミング社の
"Repronizer 4D plus"。
これらのアイテムにもきちんとしたものを選んでいることに好感を覚えました。
まだ開業して日が浅いせいだからか、バスローブも十分に着心地がよいものです。
ハンガーのロゴは決して珍しいものではありませんが、やはり嬉しいものです。
パジャマはセパレートタイプでバランスの良い着心地といいましょうか、
ザラザラでもなく、ふわふわでもなく、実に肌に馴染む着心地です。
トイレは勿論扉を施錠できる個室タイプ。
40平米に届くか、という程度の客室面積ですが、デッドスペースも少なく、うまくデザインされている気がするのは、部屋の居心地の良さに繋がっていると思います。
[レストラン・バー]
しばらく部屋での一人の時間を過ごした後、一つ上の階に向かいました。
ホテルには4階に2つ、19階に1つ、そして20階に2つのレストラン(バー)があります。
"SHIKAKU"と"SUSHI KANESAKA"は訪れることができませんでしたが、
その他のレストランを少しだけ紹介させていただきます。
まずは20階の"TRATTORIA ANDREA ROSSI"です。
イタリアンレストランでディナータイムはお洒落なゲストで賑わっていました。
続いてそのすぐ隣にある”The Top”です。
まず重厚で無機質な扉を開けると、壁一面に張られたレシピに驚かされますが、
外気の流入を防ぐ二重扉なので、そのままもうひとつ扉を開けましょう。
このルーフトップバーはホテルのゲスト以外にも大人気のバー。
東京タワーなど、綺麗な夜景&ムーディーなBGMをカクテルやバーフードと楽しめます。
開店前はこのように誰もいませんでしたが、後に訪れてみると多くのゲストがすでにソファー席で楽しそうに過ごしていました。
僕は一人だったこともあり、スタンディングエリアでストーブの熱と夜景を楽しんでいました。
注文したのはモヒートとティラミス。
スタッフも一人相手でもフレンドリー且つ丁寧に接客してくださるので居心地の悪さとは無縁な空間でした。
ところで、夕食はどうしたんだと思われる方もいらっしゃると思いますが、
僕はホテルが入居するビルの2階に降り、"川上庵
(KAWAKAMI-AN TOKYO)"を訪れたのでした。
軽井沢に本店を構える有名なお蕎麦屋さんですが、この新店舗はお蕎麦を楽しめることは勿論、
従来店舗より豊富なお酒と一品料理でより"大人"が楽しめるお店になっています。
まずは日本酒をいただき...って飲みやすい!!!
スタッフの方が丁寧に教えてくださったおかげか、美味しい日本酒に出会えました。
川エビの唐揚げ。塩にもレモンにも(勿論日本酒にも)よく合います。
本来はもう少し多いようですが一人用にハーフサイズで用意してくださいました。
牡蠣の岩窯レア焼き(メニュー名正確でないですが確かこんな感じ)。
美味しい~~~!!!
そして川上庵ファンにはお馴染みのクルミだれせいろ。
こ、これが食べたかった、、、お箸が止まりません。
十割蕎麦でお替りもいただいちゃいました。
すっかり満足した胃袋で、前述の"The Top"にはこの後伺ったのでした。
夜は部屋のスピーカーやテレビで音楽を楽しんだり、ミニバーのお酒を開けたり、
とってもリラックスできるリビングエリアで至福のひと時を過ごしました。
[朝食]
翌朝
特に朝食付きプランではないですが、折角の地域共通クーポンを消化するために、
気になった4階の"THE BELCOMO"で朝食をいただきました。
この写真は窓側の席からライブキッチンを撮ったものですが、
テラス席やボックス席、大人数で利用できそうなロングテーブルの席など、
(空いていれば)席を選ぶ楽しみもありそうです。
朝食セット、そしてアラカルトメニューがありますが朝食セットを選択。
ドリンク2種、メイン1種、サイド好きなだけが選べる料金的にお得なセットです。
こちらはバナナミルク。甘くて飲みやすかったです。
パンとフルーツはサイドからの選択。パンは普通かな??
メインはステーキを選択。これだけでほぼセット料金と同額なのでおすすめです(笑)
肉の食べ応え、そして焼き加減が今まで食べた朝食ステーキの中で一番だったかと思います。
ドリンク2つ目はコーヒーを。
一人で優雅な朝を楽しむことができました。
チェックアウトが13時と、少しゆとりがあるのも嬉しいポイント。
部屋に戻り、居心地の良さを噛みしめながら4階のレセプションでチェックアウトしました。(お昼ごろだったのでTHE BELCOMOはほぼ満席でした)
このホテルはまさしく"スモールラグジュアリーホテル"が似合うホテルでした。
新しいといっても、人によっては懐かしさを感じるであろうデザインを現代風に取り入れ、無機質さを排除した居心地の良い空間を作り上げています。
どちらかというと「お酒」が楽しめる場面が多々あるので、やや大人向きかなと思いますし、
ひとによってはマンション風の住居性の高いデザインは好まれないかもしれませんが、
僕にはとても贅沢且つ居心地の良いホテルでした。
まだ余り紹介されていないという意味でも、皆さんにぜひ行ってみてほしいホテルです。
宿泊せずともバーやレストランを楽しめるので、まずは気軽に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
今まで宿泊したホテル一覧はこちら
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