【宿泊記】箱根リトリート villa 1/f
大変ご無沙汰しております、たにやばです。
箱根仙石原エリアにある、
「箱根リトリートvilla 1/f」というホテルに行って参りました。
「ヴィラ」が流行した時期を考えると、
最新のラグジュアリーな旅館に比べて
やや古めかしく退屈なイメージを持っていたのですが、
今回の滞在はそのややネガティブなイメージを見事に覆してくれました。
チェックインはお部屋(ヴィラ)で。
今回僕達が滞在した6番のヴィラは「露天温泉スイート」というカテゴリーです。
計11室のうち4室を占めるタイプで、
一部屋毎にレイアウトが異なるとのことでした。
入り口を入ってすぐ左には天井の高い主室へと降りるやや急な階段。
暖房の効いた暖かい空気は勿論、
それ以上に温かみを感じる、柔らかい木の色や質感に思わずほっとしてしまいます。
ハリウッドツインのベッドに横たわれば天窓から山々から差し出された木の腕、そしてその先には冬らしく白っぽい空を見上げます。
リビングスペースはこじんまりとしながらも、
暖炉とオーディオスペースがしっかりと特徴のある空間にキャラクタライズしています。
右の黒い箱はアマン東京などで見かけるサイズのミニワインセラーですね。
洗面はコンパクトながらもダブルボウルのシンク。
基礎化粧品はシャンプー類と同じく、
osajiの製品で統一されています。
ヘアドライヤーはdysonでした。
オーガニック系ではありますが、押し付けがましくない印象の香りでした。
洗い場と内湯を抜け、露天風呂のあるテラスへ。
箱根の山々と敷地の自然に囲まれた森林浴、
そして温浴と二重に癒された贅沢な時間です。
熱い温泉で身体を温めた後は、
冷蔵庫のフリードリンクを身体に流し込み
これまたゆったりとしたひとときを。
のんびりしていると、
先程火をつけた暖炉の中が激しく燃え上がってきましたよ。
炎のメラメラと揺れる様、パチパチと溢れる音。
このような些細なゆらぎもここでは癒しの一要素と捉えていそうですね。
夜は敷地内のレストラン、料亭 俵石へ。
仙石原の老舗旅館を改装した建物で、
夜は個室毎に宿泊ゲストをもてなしていただけます。
本日の献立はこちら。
プレミアムティーとのペアリングで、
量も味も丁度良く、美味しくいただきました。
吸い物の大根に深く味が染みていたのも好印象です。
楽しい時間が過ぎるのは本当に早く、
美味しい料理の余韻と共にあっという間に
深い眠りへと落ちていくのでした。
翌朝
山の朝は爽やかに晴れる事が多い気がしますが、
それはこの日の箱根も同様でした。
いつまでも入浴していたい気持ちを抑え、
リビング横のテラスで短めの深呼吸を。
その後準備を整え、俵石へ。
周辺地域の幸を多く使った和朝食でした。
箱根といえば銀豆腐、そして小田原の蒲鉾。
定番化していようとも毎度食べたくなる品々でしょう。
干物は鯵か梭子魚を選択。
他にもおばんざいのプレートなど、
品数が多くとも丁度いい量の食事でした。
チェックアウトは12時とホテル標準。
親切にも、すぐ隣のガラスの森美術館まで送迎していただけました。
惜しむべきは、1泊で滞在を終えてしまった事。
箱根リトリート villa 1/f というホテルは、
想像していた以上にリラックスできる場所でした。
またいつか、
ここを訪れる日が来るかと思えば、
都市の喧騒に疲れてしまう日常も
そう悪いことばかりではないのかもしれませんね。
それではまた。