やばやばホテル日記

気ままなホテル宿泊記

【宿泊記】五島リトリートray

お久しぶりです。

今回は初めての五島列島訪問で滞在したホテル、

「五島リトリートray」について記録しておきます。

 

五島列島最大の島、福江島の福江港ターミナルから車で20分ほどのこちらのホテルは2022年8月30日にオープンしたばかり。

 

前後泊では長崎港から近いヒルトン長崎を選択し、時速80kmにも迫る高速船ジェットフォイルの「ぺがさす号」で海を渡りました。

 

定額タクシーでの送迎も選べますが、島内の観光を考えてレンタカーを借り、初めての五島列島を

ドライブしてみることにしました。

 

特に印象深かったのは人気の高浜海水浴場。

ホテルからは若干遠いですが、軽石も殆ど無いおかげか、砂浜・海・青空がとても綺麗なグラデーションを見せてくれました。

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こうして島内で少しばかりのドライブを楽しんだ末に、シックな印象の外観の五島リトリートrayに到着。

 

エントランスをくぐり、まず目に飛び込んでくるロビーの景色が素晴らしかったです。

 

台風が多く不安定な天気が続いていた中、晴れたこともかなりラッキーでした。

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ロビー横にはこじんまりとしたお洒落なバー。

 

その奥には小さな瞑想室を備えているそうです。
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全26室の小さなこのホテルの構成は以下の通り。

 

1階: 客室・スパ

2階: 客室・ロビー・バー・ショップ

3階: 客室・レストラン

 

アサインされたのは3階のお部屋です。

 

隠れキリシタン文化関連の遺産が数多く点在する五島のホテルだけに、教会をイメージした館内のデザインが非日常感を演出します。

(設計・インテリアデザイン共にザ ・ペニンシュラ東京やANAインターコンチネンタルホテル別府も手掛けた橋本夕紀夫氏が担当)
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廊下のステンドグラスの中にはよく見ると透明なモノもあり・・・
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その奥には福江島のシンボルともいえる鬼岳が見えました。

 

鬼岳は昼夜問わず素晴らしい景色が見られるスポットであり、このホテルから車で5分ほどの近さにあります。
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可愛らしいキーホルダーのついた金属キー(一応防犯の為写真は載せませんが)で客室の扉を開けると、ロビーにも劣らない絶景が目の前に飛び込んできました。
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テレビは景色を邪魔しない位置にあり、

欲を言うとベッドから見やすいように角度を変えられると更に良かったですね。

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シングルシンクですが十分に広いスペースと豊富なタオル類。
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オーシャンビューの半露天風呂は温泉ではないものの、とても気持ちがよいものでした。
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アメニティも客室の雰囲気に合うような色合いのものが多く・・・

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化粧水やバスアメニティ類は五島列島の特産品である椿油を使用したものが提供されていました。
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レインシャワーはこのディスペンサーと同色の、Kohler製でした。
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この風変わりな形のドライヤーは初めて見ましたが、十分な風量で使いやすかったです。

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そうそう、お部屋でのチェックイン時にウェルカムスイーツとして五島名物のかんころ餅をいただきましたよ。

 

前に宿泊した箱根リトリートvilla 1/f でも働いていた方だそうで、思わぬ偶然にあそこでの素敵な滞在を思い出しました。
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お部屋で思い思いにゆっくりと過ごしている内に次第に空腹がやってきて、タイミングよく夕食の時間となりました。

 

3階にあるray diningでは五島産の食材が中心の和食がいただけます。

 

この日の献立はこちら。

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まずはパプリカの茶碗蒸しにマッシュルームのクリームソース。

 

あっさりしているけれども食材の味や食感がしっかり残っている不思議な料理でした。
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次に八寸。

色とりどりの小料理はどれも手が込んでいて、

目も舌も楽しくいただきました。
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お椀は鮑を小さくカットしたもの。

焼き葱のお陰で全く磯臭さを感じずに食べられました。
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お造りは葉鰹と石垣鯛。

どちらも近海で採れた新鮮な魚で、勿論美味しかったですよ。
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お次は甘鯛の油焼き。

鱗がカリカリと立っていて大変美味しかったですね。
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煮物は博多煮で冬瓜とその上のスジアラを。

海苔の濃厚さが柔らかく煮た食材を引き立ててくれました。
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お後は珍しいお肉として知られる五島牛をグリルで。

焼き加減や切り方が絶妙なのか、本当に美味しく感じました。
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お食事は日本三大うどんの一つでもある五島うどんを酢橘を添えてサッパリといただきました。
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デザートはこれまた五島産のマンゴーを使ったプリンでした。

聞けば福江島の荒川温泉の熱で育てているそう。

 

南国のマンゴーに負けず甘くて美味しかったですよ。
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この後車を運転する予定だったのでノンアルコールのペアリングをお願いしましたが、

十分に満足できる内容でした。
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この後は前述の鬼岳へ。

この辺りの夜道は街灯がまばらで、ハイビームを点灯させても視界が悪く中々スリラングでした。

 

残念ながら僕のiphone13では綺麗な写真が撮れませんでしたが、「天然のプラネタリウム」の評判に違いなく360度の星空を見渡すことができ、大変感動したのを覚えています。

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夜は冷蔵庫のヤクルト1000を飲み、心なしかぐっすり眠れた気がします。

(冷蔵庫はソフトドリンクのみフリー)
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翌朝はさっと朝風呂を浴びてから、

鬼岳のパノラマを楽しめるray diningへ。

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朝食の献立は以下の通りです。

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前日のヒルトン長崎の和定食も豪華だったのですが、こちらも量・質共に満足できる内容でした。
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11時のチェックアウト後は再び鬼岳へ。

昨晩とは全く異なる風景に自然の営みの美しさを感じます。
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ジェットフォイルの出発時刻に合わせいくつか観光スポットを巡り、五島列島を後に。

 

いつかまた再訪できたらいいな、と思う良い小旅行でした。