【宿泊記】グランドハイアット東京
こんばんは、たにやばです。
ご無沙汰しております。
久々の更新はグランドハイアット東京についてです。
といってもこの記事は私的な感情による宿泊記となりますこと
予めご了承いただいてから読み進めていただけると幸いです。
グランドハイアット東京について今更宿泊記を書こうと思い立った理由。
それは一般的に語られるこのホテルの魅力とは少々異なるかもしれません。
Nagomiのスイミングプールについてではなく、
クラブラウンジ裏のこじんまりとしたテラスでもなく、
東京タワーがちょこんと見える客室でもなく、
スイートルームのbang&olufsenのスピーカーでもありません。
実は今まで、僕にとってここはあまり好きと言えるホテルではありませんでした。
グローバリストへのアップグレード含め悪い対応をされたわけではありませんし、
デザインが好みと合わないわけでもありませんでした。
"そつのない"ホテルの対応の印象と六本木のギラギラした空気、
そのせいか何となく関りが希薄に感じられてしまい、
落ち着く空間でないという印象だったのです。
さて、ここからが今回の滞在となります。
単純に少しでもこのホテルに慣れたからなのか、
今回起きた些細な出来事やタイミングのせいなのか。
到着したのは土曜日の夕方。外は嵐のような荒れ模様
反してホテル内はウェディングが多く行われており賑やかでした。
お部屋はビューツインルームに。
東京タワーやbang&olufsenのスピーカーはありませんが、
却って客室のデザインを楽しめることになったかもしれません。
オットマン付きのソファを囲むような形で出張った窓。
この客室で貴重なくつろぎの空間をわずかな面積で実現しています。
42平米はラグジュアリーホテルとしては広いわけではないですが、
この客室にいると必要十分な面積だと感じます。
この写真は別室のものですが共通のデザインのバスルーム。
洗面台のTVは必要かという疑問はありますが、
グラスホルダーの位置・デザイン、大きな円形の浮き出した鏡、
広く見せる効果のあるバスタブ奥の鏡、
無駄に冷たい水を浴びなくて済む、壁についたシャワー栓。
完ぺきではないけれども愛すべき点がいくつもあります。
「ビュー」とついているこのお部屋からの景色は東京らしい混沌、
さほど高層階のホテルでもなく、なにか突出したビューはありません。
しかし半端さ、よく言い換えると丁度良さが、
この客室での時間を心地よい非日常へ導いてくれる気がしました。
レストランはほぼ満席、ラウンジは残りの滞在で楽しむと割り切り、
今回はフィオレンティーナのテイクアウトメニューにトライしました。
余程レストランが忙しかったのか、2時間ほど前に注文したメニューがうっかり失念されていたというハプニングが。
それでも30分ほど経って部屋に届けていただけました。
今までの滞在中はある意味"完璧"な対応ばかりでしたので、
個人的は何故かこのミス(?)で少し安心した気持ちになりました。
お味どれも良く。雰囲気を差し引けば十分だと思います。
快適なバスタブに浸かり、bluetoothスピーカーでお気に入りの音楽を流す。
それでも何となく寝れなくて、他の照明を落としたまま、
見慣れたワークデスクのデスクライトをふとつけてみました。
今までは全く気にも留めていなかったこのデスクライト。
無機質な形・素材からくる印象に反して温もりのある色でした。
程よくアート感がありつつも、何となく日常の延長線上のような。
この客室の空間に拒まれていないような、安心感を覚えました。
こいつはデスクライト一つで何を語っているんだと思われるかもしれませんが(笑)
結論としては、僕がグランドハイアット東京の雰囲気にも多少慣れて、
客室内を改めて眺めた結果、好きなディテールが増えた、というところでしょうか。
大変お見苦しい記事になってしまったと思いますが、
いずれ改めてこのホテルの魅力をより一般的に共感されるようにお伝えできればと考えています。
今回の滞在はまだまだ続きますが、宿泊記にする部分はここまで。
また別のホテルでお会いしましょう。